街道歩き

街道歩きに必要な持ち物まとめ|東海道・中山道歩きの参考に

こんな方におすすめ
  • 街道歩きに必要な持ち物について知りたい
  • 最低限揃えるべきものとは?
  • 安くそろえる方法はあるの?

これらの疑問について、実際に街道歩きで持っていくものを画像で紹介しながら、説明していきます。

例えば東海道を歩いてみようかなーと思って、この記事を開いてくださった方。
東京から京都なんて、こんなに長い距離を歩いたことがない方がほとんどですよね。

そんな方に向けて、すでに五街道(中山道については日本橋~美江寺まで)を歩いている私もぐが、①街道歩きに必要な持ち物リストその中でも最低限揃えるべきものできるだけ安くそろえる方法について順番に解説していきます。

もぐ

実例・写真付きで分かりやすく、説明していくよ!

この記事を読んでいただければ、街道歩きに必要なものが分かります

街道歩きに必要な持ち物リスト

まずは街道歩きに必要な持ち物リストについて、①必需品類道具類衣類に分けて紹介していきます。

必需品類

  1. 現金
  2. キャッシュカード
  3. クレジットカード
  4. 携帯電話/スマホ
  5. 運転免許証
  6. 保険証
  7. 眼鏡/コンタクト
  8. 常備薬

こちらが必需品類のリストです。

全て一般的な旅行においても必須なものですが、街道歩きではちょっと意味合いが変わってくるものもあるので、一つずつ簡単に説明していきます。

①現金

キャッシュレス派の方も、現金は必要です。
中山道で民宿に泊まる場合など現金しか使えない場面は結構あるので、現金も多めに持っていくと安心です。

日本を旅しているので、日本円があれば最悪何とかなります(笑)

中山道歩きに必要な費用については、こちら(中山道を歩いて分かった情報(費用、宿泊、持ち物、峠情報)について|中山道歩き旅 前編まとめ)を参考にしてみてください。

キャッシュカード

現金が足りなくなった場合に、口座からおろすのに必要になります。
ただ街道歩きでは、コンビニも近くにない場合も少なくないので、多めに現金を持っていき、キャッシュカードはあくまでも保険として持っておくイメージです。

クレジットカード

私はキャッシュレス派なので、お支払いはクレジットカードやPayPayなどのバーコード決済にしています。
街道歩きでは、普段よりもお金を使うことになるので、旅行前に一度クレジットカードの上限額を確認しておくことをおすすめします(意外に大事)。

携帯電話/スマホ

言わずもがなです。時には地図、ホテル予約、カメラとなくてはならない必須アイテム
必要な時に使えなくて困らないように、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

運転免許証

あまり使う機会はありませんが、念のため身分証明用として持っていっています(職質されたことはありませんが…)。

一度だけ奥州街道を歩き終えて、レンタカーで福島を観光するときに使ったことがあります。

保険証

もし怪我をしてしまった場合は、必要になるので、必ず持参しておきましょう。

眼鏡/コンタクト

視力の悪い方は、必須です。

常備薬

普段服用されている薬があれば、持っていきましょう。

道具類

続いて、道具類です。

基本的には、荷物は少なくして旅に出かける!

長い距離を歩くことになるので、基本的には荷物は少なくしないといけないのですが、私は街道歩くたびに「これもあったら便利だなー」と写真の通り、荷物が増えていってしまったパターンの人です…

読者の方には、厳選して道具類を選んで欲しいので、必須ものは赤色で、あったら便利なものは青色で示していきます。

  1. 自撮り棒
  2. ワセリン
  3. 絆創膏
  4. 痛み止め
  5. ボトル
  6. ボトル洗い
  7. アミノバイタル
  8. クマよけ鈴
  9. ヘッドライト
  10. 日焼け止め
  11. ボトルホルダー
  12. マスク
  13. カメラと充電器
  14. カッパ
  15. 圧縮袋
  16. 御朱印帳
  17. 相棒ポケモン(ヒノアラシとピカチュウ)
  18. 日本100名城スタンプ帳
  19. 塩分チャージ
  20. クリアファイル
  21. モバイルバッテリー
  22. 充電アダプター/充電ケーブル
  23. イヤホン
  24. 音楽プレイヤー
  25. 時計
  26. 地図
  27. アイマスク
  28. 歯磨きセット
  29. ビニール袋

自撮り棒

これまでの街道歩きの写真を振り返ってみて、景色の写真ばかりで意外と自分の写真がないなと思い、購入。
今まで何で買わなかったんだと後悔するほど、良かったです。

こんな感じで撮影できる写真の幅が広がり、楽しい旅になります
Bluetoothで繋いで遠隔操作でき、三脚として使えるので、とても便利でした。

ワセリン

マメ防止のために、出発前にワセリン塗っています
ワセリンの油脂成分が、足裏の擦れによっておこるマメを防いでくれます。

ドラッグストアにも売ってます。

絆創膏

マメができないように対策するのが一番ですが、マメができて潰す場合や潰れてしまった場合は、絆創膏で応急処置をします。

マメが潰れると痛みますが、キズパワーパッドを貼れば、翌日歩ける状態まで傷が回復するので、何とか歩き旅を続けられます。

痛み止め

長い距離を歩くと、筋肉痛が発生するので、痛み止めを塗っています。
ですが、一番の対策は筋肉痛→回復→筋肉痛で徐々に慣らしていくことです。

ボトル

ボトル内に水やスポーツドリンクを入れて、給水しながら歩いています。
キャップもないので、飲もうと思ったときにすぐ飲めます。

ボトル洗い

スポーツドリンクなどをボトル内に放置しておくと、カビの原因になるので、ボトルを使う方は一日の終わりには必ず洗浄しましょう。

百均のものでOKです。

アミノバイタル

アミノ酸が入ったサプリメントです。
歩き終えて疲れた日に飲むと、翌朝疲労回復しているので、峠を越えた日などに摂取してます。

クマよけ鈴

五街道の中で中山道を歩く方は、必須です
中山道の中には、クマ出没注意と書かれた看板をよく目にするので、対策しておくと安心です。

ヘッドライト

街道歩きで旧道を歩くと、街灯がほとんどない区間もあるので、準備しておきましょう
携帯だと手がふさがることやバッテリー残量もあるので、ヘッドライトがおすすめです。

出発前に電池の残量があるか、確認しときましょう(いざという時に電池がなくて、持ってきた意味がなくなります)。

日焼け止め

街道歩きでは、一日中外にいることになるので、日焼け止めを用意しておきましょう
対策をしないと、日焼け跡がめっちゃヒリヒリ。

歩いていると汗で流れてしまうので、何回か塗りなおすのが必要
それでも日焼けはしてしまいますので、どうしても気になる方は長袖・長ズボンですね。

日焼け止めを塗るときは、腕や足だけでなく、首や耳の裏も!
意外と忘れがちですが、個人的に重要。

写真は歩き旅の途中で買ったもので、普段はビオレの日焼け止めを使っています。

ボトルホルダー

ボトルホルダーは後で紹介するボトルを差し込み、かばんにくっつけることでこまめな給水が可能です。

  1. 給水のたびにカバンを下すのが面倒
  2. 熱中症対策にはこまめに給水が必要

という理由から、ボトルホルダーがあると便利なので、ボトルで給水する人は一緒に用意しときましょう。

そこまで性能に差はないと思うので、どこのメーカーのでも大丈夫です。
モンベルがアマゾンに販売されてなかったので、代用できそうなものを載せています。

マスク

街道を歩いている最中は、周囲にほとんど人がいないことが多いので、必要ありませんが、飲食店やホテルに入るときは使用しています。

夏用の冷感タイプがおすすめ。

カメラと充電器

街道歩きでは、綺麗な自然や日本の原風景が残っているので、写真好きな方はぜひ撮影してください。
ただ重量が大きいのが、難点。

私が使っているカメラはCanonのEOS 6D。

カッパ

カッパは持っていったり、かさを取るので持っていかないこともあります。
天気予報をみて、雨が多そうなら持っていきますし、途中のコンビニで買ったりすることもあります。

圧縮袋

圧縮袋を使っても重量は減りませんが、散らばりやすい衣類をまとめてカバンの中身をスッキリさせることができるので、かなり重宝します。

重かった荷物を自宅に郵送する際に、使ったこともありました。

衣類が圧縮できれば何でもいいと思いますが、写真のものは東急ハンズで購入しました。

御朱印帳

御朱印を集めている方は、街道沿いにもたくさんの神社があるので、ぜひ御朱印も持っていくのがおすすめです。


こちらは中山道の熊野神社、熊野皇大神社で書いてもらった御朱印です。

相棒ポケモン(ヒノアラシとピカチュウ)

ポケモンを連れて旅したら面白いかなと思って、連れていくように(笑)
様々な場所で写真を撮っていると、愛着がわき、今では歩き旅に欠かせない存在に。

サトシって今考えてみたら、10歳で旅してるんですよね。
子どものときは何も思いませんでしたが、大人になってその勇気と行動力は尊敬です。

100名城スタンプ

街道沿いにも100名城が何か所かあり、とても相性が良いので、同時進行で挑戦しています。
城が好きな方はぜひ、100名城巡りもしてみてはいかがでしょうか。

1週間ぐらい連続で歩く場合は、1日ぐらいは必ず雨が降ると思います
持ち運び便利な折り畳み傘を持っていっています。

塩分チャージ

熱中症対策として、特に夏に歩く場合は必須です。

熱中症対策には、水分だけでなく、適度な塩分も補給するのが大事です!

クリアファイル

私は街道歩き中に資料館に寄るので、パンフレットがカバンの中でくちゃくちゃにならないように持っていっています。

宿場町のこと、江戸時代の暮らしなど勉強できるので、ぜひ各地の資料館に寄ってみてください。
その土地のことを理解するには、資料館に行くことや地元の方と話すのが一番だと思っています。

モバイルバッテリー

必需品類のとこでもお伝えした通り、スマホのバッテリー残量は重要なので、私は2つ持っていっています。

充電アダプター/充電ケーブル

充電ケーブル類です。
忘れたら電子機器を充電できなくなるので、忘れずに持っていきましょう。

イヤホン

街道歩きでは普段見ない景色を楽しもうと思っているので、あまり音楽は聞かないのですが、国道沿いを歩く場合は特に代わり映えしないので、音楽を聞いています

私は骨伝導イヤホンを使用していますが、どんなイヤホンでも大丈夫です。
骨伝導イヤホンは、耳をふさがないので、長時間つけていても耳が痛くなりにくいので、おすすめです。

音楽プレイヤー

何世代か前のウォークマンを使っていますが、どんな音楽プレイヤーでも大丈夫です。

時計

私はマラソンも趣味としているので、GPS付きの腕時計を使っていますが、どんなものでも大丈夫です。

地図

街道歩きで大事な地図です。
宿場町の説明や史跡の解説などがされているので、1冊持っておきましょう

私は山と渓谷社から出ている「ちゃんと歩けるシリーズ」を使用しています。

アイマスク

行き帰りのバスで使用しています。
夜行バスに乗るなら持っておきたいです。

耳栓もあったら完璧です。

歯磨きセット

全てビジネスホテルで泊まる場合は問題ないですが、民宿やカプセルホテルに泊まるときは必要になるので、持っていきましょう。

ビニール袋

着替えを入れたり、濡れた臭う靴下を別で保管したりと、何かと便利なので、2~3枚持っていきましょう。


長くなってしまいましたが、ここまでが道具類。

衣類

続いて衣類について(5月~9月くらいを想定)です。

  1. 登山用リュック
  2. ウインドブレイカー
  3. スポーツポロシャツ
  4. 靴下
  5. 帽子
  6. スパッツ
  7. カッパ
  8. タオル
  9. 半ズボン

登山用リュック

カバンは登山用リュックがおすすめです。
普通のリュックに比べて、重い荷物を長時間運ぶのに長けています。

街道歩きのリュック選びは、以下の3つのポイントを意識してみてください。

  1. 25リットル以上の容量があること
  2. ウエストベルトや肩ベルトで体への負担を軽減できること
  3. レインカバーがあること

自分が使用しているのが、ファウデトレーサー25というリュックなんですが、あまり流通していないと思うので、次買うとしたらこれにしようかと思っているリュックを紹介します。

先ほどの3つのポイントを満たすリュックはたくさんあるので、好きなメーカーやデザインで選んでみてもいいと思います。

ウインドブレーカー

一応青色にしてますが、①標高が高い道を歩くことがある(特に中山道)、②雨の日は夏でも気温が下がることから必須級かなと考えています。

薄手のものでもいいので、持っておいておくと安心です。

スポーツポロシャツ

スポーツウェアの中でも、ポロシャツタイプのものを愛用しています。
ポロシャツは何となくおしゃれだと思っていて、途中の飲食店にも入りやすいと感じています。

夏はたくさん汗をかくので、スポーツウェアなどの速乾性のものがおすすめです。

靴下

マメ防止を意識して、5本指ソックスを使用しています。
マラソンでも使えるので、一石二鳥です。

帽子

マラソンでも使用できるように、こちらもスポーツ用の帽子を使っています。

自分が使用しているものと同じものを載せていますが、めちゃくちゃ値上がりしているので、自分好みの帽子を探してみてください。

スパッツ

街道歩きでは長時間歩くので、足の負担を軽減できるスパッツを使用しています。
こちらもマラソンで使用しているものと共通のもの。

カッパ

持ち物と被ってしまったので、割愛。

靴はスニーカー、ランニングシューズ、ウォーキングシューズと履いてきましたが、正直まだまだ模索中

現状では、ゴアテックス(防水素材)を採用しているランニングシューズやウォーキングシューズがいいかなと感じています。

ただこのゴアテックスもゲリラ豪雨のような大雨が降ってしまうと、厳しい。
それでも普通の雨なら平気ですし、例え濡れても次の日には乾いていたので、良い製品だと思います。

他にもトレランシューズもおすすめと聞くので、履いて歩いてみたいですね。

ちなみに私が使用しているのは、ミズノのゴアテックス付きのウォーキングシューズです。

タオル

タオルは汗を拭くのはもちろん、温泉や首にかけて体温を冷やすのに使います。

中山道では温泉場としても有名な下諏訪宿や木曽路にはたくさんの水場があるので、大活躍しました。

半ズボン

こちらもマラソンで使用しているものを使っています。

実際に着てみると、こんな感じです。

ここまでが私が実際に持って行っている持ち物でした。
最初から全部そろえたのではなく、街道を歩いて必要だと思ったものを買い足していったイメージです。

安く揃える方法

アイコン名を入力

こんな揃えるのは、お金がかかりそう…

という方に向けて、街道歩きで必要な持ち物を安く揃える方法を紹介していきます。

Amazonや楽天のセールを狙う

amazonでいえば、6月のプライムデー11月のブラックフライデー。
楽天でいえば、3か月ごとの楽天スーパーセールなんかが買い時です。

私も実際、2021年7月の中山道歩きに向けて、マスクやポロシャツなど6月のプライムデーで購入しているので、ぜひチェックしてみてください。

メルカリなどのフリマサイトで購入する

続いて、メルカリなどのフリマサイトで購入する方法です。

メルカリなどのフリマサイトでは、素人でも簡単に出品することができるので、多くの商品が販売されています。

私も登山用リュックは新品で買うお金がなかったので、メルカリで購入しました。

今持っているもので代用してみる

最後は今持っている持ち物で代用してみる方法です。

私自身の最初の街道歩きとなった東海道は、スニーカーに普段着、そして通学リュックと歩くのに全く適さない格好でした(おすすめしません…)。

色々大変なことはありましたが、それでも歩くこと自体はできたので、始めから全て揃えるのではなく、今あるもので代用できないかと考えてみてください。

特に赤色で示したものを優先度が高いので、自分の予算と相談の上、持ち物を揃えてみてください

まとめ

長くなりましたが、自信の経験から街道歩きに必要な持ち物を紹介していきました。

街道歩きは旅なので、必要な持ち物も費用もかかります。
ただそれ以上の経験になるので、いろんな方に歩いてみて欲しいなと思います。

今回の記事が持ち物選びの参考になれば幸いです。

皆さんの楽しい街道歩きを応援しています!

ABOUT ME
もぐ
アラサー会社員。 2018年に東海道を完歩。 街道中の自然、歴史ある宿場町などの、非日常の連続が面白く、東海道・日光街道・奥州街道・甲州街道・中山道(日本橋~下諏訪)を踏破。 それ以外にも、マラソン(サブ3.5)、日本100名城制覇、47都道府県観光など「ちょっと難しそうなこと」に挑戦中。