・日本城郭検定準1級の難易度・合格率は?
・実際の試験の様子はどう?
・第18回 準1級の印象・傾向について知りたい
日本城郭検定は年々受験者が増えている試験ではありますが、まだまだ情報が少なく受験を躊躇される方もいらっしゃると思います。
今回第18回 日本城郭検定 準1級を受験してきたので、この記事では上で挙げた疑問点について順番に解決していきます。
前回の第17回 2級に合格し、今回準1級を受験しました!
これから受験される方の参考になれば幸いです。
準1級の難易度・合格率について
まずは、今回私が受験した準1級の難易度について。
日本城郭検定は3級(初級レベル)、2級(中級レベル)、準1級(武者返級難関レベル)、1級(専門家レベル)に分かれます。
日本城郭検定のHPによると、準1級については以下のような記載があります。
お城を巡る時は必ず攻める側、守る側の気持ちになってお城を探索するような “つわもの” たちを迎えうつ武者返級難関レベル。
日本城郭検定HP
ただお城を巡るだけではなく、「あそこにある櫓から攻撃されるなー」や「この位置は攻める側からは死角になっているなー」など想像しながら登城できる人が対象となっています。
そして準1級の平均合格率が35.8%であり、一筋縄ではいかない難しい試験だということも分かると思います。
準1級だけでなく、日本城郭検定全般に関する情報については、こちらでまとめています。
試験会場・試験の様子
今回の大阪会場が新梅田研修センター。
大阪の他にも、仙台、東京、名古屋、姫路、福岡と会場の数自体は多くないですが、全国で試験が実施されています。
問題数100問に対し、試験時間60分。
一回見直したら、試験が終了したという時間配分でした。
受験者はざっと数えたところ、50名弱で前回受験した第17回 2級よりも多かったです。
小学生くらいの子やご高齢の方もいて、老若男女問わず城が愛されていると感じました。
試験の印象・傾向
続いて、受験して感じた試験の印象・傾向についてです。
- 続日本100名城の問題が多い
→100問中30問くらいが続日本100名城の関する問題でした。前回受験した2級の試験が20問ほどだったので、準1級の方が割合が多くなっています。続100名城は馴染みのない城も多いので、対策が必要ですね。 - テーマに関する勉強が大事
→準1級については毎回テーマが設定されて、テーマに関する問題が多く出題されます。第18回のテーマは「作事」でした。こちらは現存12天守を中心に日本100名城と絡めた問題が多く出題されていました。(例:華頭窓がない城はどれかなど) - 過去問による対策はやはり有効
→特に続100名城を中心に数多く過去問から出題されているので、過去問を勉強しておくのは重要です。準1級については、公式から出ている問題はないので、インターネットで検索して解いていました。 - トレンドを抑える
→出題数自体は多くないですが、近年復元された建物についてや現在行われている復元事業について出題されました。知っていればすぐに得点につながるので、日頃から情報収集するのが大事です。(かくいう私はできていませんでした…
当然ですが、2級と比較しても難しかったです…
試験結果
公式HPから回答が発表されていたので、採点してみました。
結果は68点。
もしかしたら合格してるかもと思いましたが、あと2点届きませんでした。
勉強不足、反省です…
感想
試験は不合格でしたが、続100名城を中心に様々な城に出会えることができました。実際に行ってみたい城もまた増えました。
勉強するたびに、まだまだ知らないことばかりだと感じたので、もっと深く城のことを知っていきたいと思いました。
次回は余裕を持って合格できるくらい勉強して、試験に挑みたいと思います!