私もぐは、2020年9月に中山道(日本橋~下諏訪宿)まで歩きました。
この記事では、中山道最大難所の一つ、碓氷峠を越えた経験から
碓氷峠に必要な服装・持ち物は?
碓氷峠越えで注意することは?
碓氷峠越えの具体的な行程を教えて
などを解説しています。
これから碓氷峠を越えていく方の参考になると思います。
碓氷峠の基本情報
まずは、碓氷峠の基本的な情報。
碓氷峠は、坂本宿と軽井沢宿の間にある標高1200mの峠です。
江戸から歩く場合、初の本格的な峠になり、中山道の中でも最大の難所の一つとされています。
また江戸方面の坂本宿から歩く場合、峠頂上部との標高差が約800mと傾斜がかなりきついので、山登りのイメージに近いです。
服装・持ち物について
碓氷峠において、特に必要だと感じた4つの服装・持ち物についてまとめます。
①スパッツ
碓氷峠の旧道にはたくさんのヒルがいます。
ヒルに咬まれたら大変なので、スパッツで肌を覆うために必要です。
②運動靴
先ほど基本情報で書いたように、碓氷峠越えは山登りと考えたほうがいいです。
碓氷峠に限らず、中山道には多くの峠が控えているので、運動靴での街道歩きをおすすめします。
③鈴
クマ避けとして必要です。
碓氷峠はクマよりヒル対策が重要とは思いますが、もしもの時の安心感が違うので、クマ避けの鈴は用意しておきましょう。
他の峠でもクマ避けの鈴は使えるので、中山道歩きでは持っておくと便利です。
④飲み物、軽食
峠の頂上の飲食店以外はコンビニや自動販売機などもないので、持って行ったほうがいいです。
峠の途中でのエネルギー切れをしないようにしましょう。
旧道で峠越をする際の注意点
次に、碓氷峠越えを経験して、注意が必要だと感じた点が3つあります。
順番に解説していきます。
ヒルに注意
先ほどの持ち物のとこでも触れましたが、碓氷峠ではヒルに注意が必要です。
対策としては、スパッツで肌の露出を減らすことです。
その際に、スパッツを靴下の中に入れることで、足首の露出も避けることができます。
私自身、ヒルには注意が必要と地元の方に言われ、注意して峠越えをしましたが、それでも咬まれてしまったので、こまめにヒルがくっついていないか確認するといいと思います。
傾斜がきつい
基本情報でも触れた通り、江戸方面から登る場合、傾斜がきついです。
写真では伝わりにくいかもしれないですが、碓氷峠を登り始めてしばらくは傾斜が続きます。
また倒木もあるので、十分注意して登りましょう。
峠越えはきついですが、頂上には景色の良い展望台があるので、頑張りましょう!
京都方面の道が分かりにくい
江戸方面から峠に登る際は、案内がしっかりしているので、旧道でも基本的に迷うことはないと思います。
一方、私が京都方面に下った際は、旧道の入り口が分からなかったため、結局県道を歩きました。
旧道歩いた方の話によると、かなり険しく進む気にならなかったそうです。
碓氷峠越えの具体的行程
参考までに、実際碓氷峠越えをした際の行程を示します。
10時:横川駅出発
↓
10時50分:坂本宿到着
↓
11時:碓氷峠越え開始
↓
14時:碓氷峠頂上到着
↓
15時40分:軽井沢宿到着
途中休憩や観光をしているので、全ての時間歩いたわけではないですが、碓氷峠越えには約5時間ほどは見積もっておきましょう。
まとめ:事前準備が大事
碓氷峠越えの持ち物、注意点についてでした。
中山道最大の難所の一つ、碓氷峠は大変な道ですが、備えあれば憂いなしです。
しっかりと準備をして、碓氷峠越えに臨みましょう。