皆さん、どうももぐです。
この日本100名城めぐりの旅シリーズでは、「日本100名城制覇」を目指す私もぐが登城した日本100名城を紹介していきます。
今回取り上げる城は、「松本城」です。
アルプスの山々を背に、佇む漆黒の五重天守はまさにイケメンそのもの。
そんな松本城の見どころについて紹介していきます。
それでは、どうぞ。
松本城のアクセス
徒歩:JR松本駅から徒歩20分
バス:JR松本駅から乗車時間10分
→松本周遊バス「タウンスニーカー」か路線バスで行けます。
時間のある方は徒歩で行くことをおすすめします。
JR松本駅から松本城までの道中には、善光寺西街道を示す石碑があります。
私は街道歩きも好きなので、松本の街は歩いても楽しい場所でした。
他にも今回は寄らなかったのですが、縄手通り商店街という賑やかな商店街がありました。
松本城の見どころ
写真は松本城の天守です。
松本城は国宝5城のうち一つで、姫路城とともに現存する五重天守です。
国宝5城:姫路城、彦根城、犬山城、松本城、松江城の5つ。
そんな松本城の魅力を順番に紹介していきます。
二つの時代を感じる天守
左から乾小天守、大天守、辰巳付櫓、月見櫓と連なり、複雑な天守となっています。
←それぞれの名前は、日本城郭検定でも出るので、抑えておきましょう。
左2棟は戦国時代末期に作られ、右2棟は泰平の世となった江戸時代に増築されたことから特徴が異なります。
大天守には、矢印で示すように石落とし(隙間から石を落としたり、鉄砲で攻撃)、鉄砲・矢狭間(隙間から矢や鉄砲で攻撃)が数多くみられますが、辰巳付櫓や月見櫓にはほとんど見られません。
松本城は、戦の時代と泰平の時代を同時に感じ取ることができる貴重な城なんだ。
また、訪れたとき(2020年9月)は月見櫓が漆の塗り直しが行われていました。
例年同じ時期に行われているようなので、月見櫓を観光したい場合は、確認してから行きましょう。
イケメンな城
松本城は天守の外壁が黒く、とても見栄えが良く、イケメンな城だと思います。
この外壁の黒さの秘密は、下見板張(漆喰を塗った外壁に墨を塗った板を張る)言われる方法で仕上げられたものです。
松本城は下見板張で毎年黒漆の塗り替えが行われ、外観の美しさが保たれています。
冬になれば、雪も降る松本城。
漆黒の美しさを訪れた際に感じることができるのは、松本城守ろうとする地元の方々の努力があってこそですね。
松本城を何枚か撮りました。
日の光を浴び、芝生越しにみる松本城もかっこいい。
ちなみに松本城は人気な城で、日曜日のお昼どきに行ったのですが、天守に入るまでに並びました(30分ほど)。
中山道を共にしたヒノアラシとの1枚。
松本城は正面から見ても、横から見ても、裏から見てもかっこいい。
やはりイケメンの条件を満たす、イケメンな城でした。
保存の歴史
国宝5城の一つで、外観も美しい松本城ですが、こうして現代に存在するのは当たり前ではないんです。
松本城の保存に活躍した2人の人物をご紹介。
明治時代になってからは、旧物破壊思想のもと、松本城天守も売却・破壊の運命にされされた。
松本城パンフレット
天守が競売されたのを憂えた市川量造らの努力により、幾多の困難を克服して天守を買い戻し、保存に貢献しました。しかし、その後、荒廃が進むばかりでした。
この有様を憂えた松本中学校長小林有也らは、明治三十四年(一九〇一)天守保存会を設立して、十二年にかかり明治の大修理を終え、天守を倒壊の危機から救いました。
今私たちが現存の城を観光できるのは、こうした人物がいたからこそですね。本当に感謝です。
松本城の保存については、日本城郭検定でも問題となっています。
松本城は一度売却されたが、博覧会の会場として使用され、観覧料や募金などで買い戻しに成功した。
スタンプ・御城印設置場所
写真を撮り忘れてしまいましたが、スタンプは本丸庭園内にある松本城管理事務所に設置されています。
またここで御城印も販売されています。
御城印は、戸田氏と小笠原氏の2種類のデザインがありました。
写真は小笠原氏のものです。
まとめ
以上、松本城の見どころについてでした。
こうして松本城を始め、現存している城があるのは当たり前ではないと改めて感じました。
街の雰囲気から松本城は地元民に愛されている感じがして、とても素敵な城でした。
イケメンな城を見たくなったら、ぜひ松本城に行ってみてください。
それでは、次の登城まで。
参考
松本城パンフレット
日本100名城 公式 ガイドブック