中山道歩き旅

[中山道板鼻宿レビュー]歴史的建造物×ご当地名物は最高の組み合わせ

街道歩きが好きなもぐです。

過去に東海道・日光街道にっこうかいどう奥州街道おうしゅうかいどう・甲州街道こうしゅうかいどうを歩き、様々な宿場町に立ち寄りました。
その中でも印象に残った宿場町は、「歴史的建造物×ご当地名物」のある宿場町でした。

今回は2020年9月に中山道を歩いて、歴史的建造物とご当地名物があり、印象に残った板鼻宿いたはなしゅくをご紹介します。

板鼻宿は「皇女和宮資料館×タルタルカツ丼」の組み合わせが最高でした。

中山道の宿場町、板鼻宿

板鼻宿は群馬県安中あんなか市にある中山道の宿場町の一つ。

板鼻宿は江戸から14番目の宿場町で、碓氷川うすいがわの渡しを控えた比較的規模の大きい宿場町でした(増水により川止めになると、人が溢れるため)。

そして皇女和宮が下向する際に宿泊した建物「皇女和宮資料館」が現存していることも有名です。

皇女和宮資料館は貴重な歴史的建造物

板鼻宿本陣跡には、皇女和宮が実際に宿泊した皇女和宮資料館があります。

同じ敷地内にある公民館事務室に申し出て、無料で見学することができます。(土日・祝日は休館なので注意)

この建物は、板鼻宿本陣の書院を移転されたもので、和宮が京都から江戸に向かう際に宿泊した当時のまま保存されています

和宮資料館では、和宮下向の行程、大行列・宿場町の様子、宿泊の際の出来事(和宮は板鼻宿において初潮を迎えられる)など数々の資料が展示されています。

丁寧に解説されているので、一から勉強することができ、1時間ほど滞在していました。

また和宮が履いた草履、和宮を守った忍者が入った小部屋なども見学でき、宿泊当時の光景を想像することができました。

17歳とまだ幼き和宮、全く環境の異なる幕府にこれから輿入れこしいれする。
どんな心境で宿泊したかのだろうかと想像しながら、見学していました。

 

また和宮一行の下向については、中山道の歴史の中でも最大の行列で、各宿場町でも解説されてます。その中でも、和宮資料館は宿泊場所が現存している貴重な歴史的建造物であり、解説が丁寧なのでおすすめの場所です。

板鼻館名物「タルタルカツ丼」

和宮資料館のすぐ近くに、タルタルカツ丼で有名な板鼻館があります。

テレビでも取り上げられたことのあるほどの有名店です。

実はこの板鼻館、元々は旅籠屋。
時代が変わっても、変わらず人のニーズをつかむのは凄いことですね。

 

そして、注文しました!
ロース1枚、モモ2枚のタルタルカツ丼(1,000円)。

タルタルソースは自分で作るスタイル。
メインのカツ丼を楽しみながら、待ちます。

そして、メインのカツ丼。
カツ丼にはすでにソースがかかっており、お好みでタルタルソースを加えていきます。

カツとタルタルソースの相性は抜群でした。
くせになる味で、あっという間に完食。

写真では、一気にタルタルソースを入れてますが、徐々に入れるのがカツが冷えず、美味しく食べれるのだそう(後になって説明書きに気づきました)。

まとめ:歴史的建造物とご当地名物が揃う宿場町

板鼻宿に来たら、皇女和宮資料館+板鼻館のセットで訪れるのがおすすめ。

皇女和宮資料館は平日しか会館していない点は注意が必要ですが、中山道歩きにも観光にもおすすめしたい板鼻宿です。

ABOUT ME
もぐ
アラサー会社員。 2018年に東海道を完歩。 街道中の自然、歴史ある宿場町などの、非日常の連続が面白く、東海道・日光街道・奥州街道・甲州街道・中山道(日本橋~下諏訪)を踏破。 それ以外にも、マラソン(サブ3.5)、日本100名城制覇、47都道府県観光など「ちょっと難しそうなこと」に挑戦中。