中山道最大の難所の一つ、碓氷峠頂上に熊野神社と熊野皇大神社があります。
2020年に中山道を歩いた際に、こちらの神社を参拝し、見どころ満載でしたので、今回は熊野神社と熊野皇大神社をご紹介します。
中山道歩きで立ち寄る場合も、軽井沢旅行で訪れる場合もおすすめの観光スポットです。
熊野神社
熊野神社は、碓氷峠の頂上1,200mにある神社です。
県境を境に、熊野神社(群馬県)と次に紹介する熊野皇大神社(長野県)が鎮座するという珍しい場所になります。

写真の門の奥には1つのお社があり、その中央に県境が走っています。
熊野神社と熊野皇大神社を同時にお参りすることができます。
御朱印やお守りもそれぞれで売られていましたので、後程ご紹介します。
熊野神社で私が心惹かれた点が、日本のマラソンの発祥とされている安政遠足のゴール地点となっていることです。
安政遠足とは、安中藩で行われた安中城から碓氷峠の頂上までの約30kmの距離を競った徒歩競争のことなんだ。標高差は約1,000mほどあるよ。
中山道歩き旅で、安政遠足と同じ道のりを歩いてきたので、安政遠足はかなり過酷なものだったと想像できます。
熊野神社ではそんな安政遠足にちなみ、遠足侍マラソン守りを授かることができます。

靴の色が赤色だったので、赤色のお守りを選びました。
赤色以外にも5種類ほどの色があったので、自分の靴の色に合わせて選ぶことができます。
マラソン好きなランナーにもおすすめな熊野神社です。
熊野皇大神社
続いて、長野県側の熊野皇大神社です。

熊野皇大神社には、樹齢1,000年のご神木 しなの木があります。
軽井沢のパワースポットとして知られており、訪れた日も参拝客の方がいらっしゃいました。
中山道歩き旅での無事を祈願し、無事日本橋~下諏訪宿まで歩くことができました。
後半の中山道歩き旅も見守っていただきたい心強い存在です。
続いて、ご紹介するのが運矢です。

この矢を

写真奥の穴に入れるというものです。
穴の手前にある白いものは、惜しくも入らなかった運矢たちです。
私も試したところ、運良く一発で入れられることができました。
後ほど宮司の方に聞いたところ、一般の方で運矢を入れられるのは1割ほどということでした。
運試しに運矢を試してみてはいかがでしょうか。
最後に御朱印についてです。

右側が熊野神社、左側が熊野皇大神社の御朱印です。
見晴台展望台
熊野神社、熊野皇大神社のすぐ近くに、見晴台展望台があるので、こちらも立ち寄ってみてください。

見晴台展望台は、碓氷峠頂上付近にある展望公園です。
非常に眺めが良く、榛名山、妙義山、赤城山など周辺の山々を見ることができます。

また公園の中央を県境が走っています。
右半分を群馬県、左半分を長野県に入れて写真撮影をすることもできます(笑)
アクセス
最後にアクセスについてです。
①徒歩で行く場合
群馬方面から行く場合は、この記事を参考にしてみてください。↓
https://walking-touch.com/usuitouge
軽井沢方面から行く場合は、徒歩40~50分ほどです。
旧道に入らなければ、スニーカーで行けます。
②バスで行く場合
軽井沢から旧碓氷峠 見晴台行きのバスがあります。↓
http://kumanokoutai.urdr.weblife.me/pg145.html
③車で行く場合
軽井沢駅より約10分
上信越道「碓氷軽井沢IC」より約30分
まとめ
中山道歩きにも、軽井沢旅行にもおすすめな、熊野神社と熊野皇大神社についてご紹介しました。
全国的にも県境に存在する神社は珍しく、一度に2つの神社をお参りでき、貴重な経験ができます。
しなの木、運矢、頂上からの眺めなど、見どころ満載でした。
ぜひ訪れてみては、いかがでしょうか。