今回の街道歩きでの疑問は、「1日何km歩くのか」についてです。
街道歩きを始める前の自分も疑問に思っていましたし、
街道歩きをしたことのない友人からよく聞かれる質問でもあります。
本記事では、まずは1日の歩行距離と歩行時間の目安をお伝えして、
実際に歩行プランを考えるときに検討する5つの要素について順番に解説しています。
この記事を読めば、街道歩きで1日何km歩くのか?が分かり、自分で歩行プランの作成もできるようになると思います。
1日の歩行距離と歩行時間の目安
まずは、1日の歩行距離と歩行時間の目安についてです。
体力に自信のない方は1日10~20km、
体力に自信のある方は1日20~30kmが歩行距離の目安となります。
ちなみに私もぐは、街道歩きの際は1日28~35kmを歩くことを目安としています。
「30kmなんて歩けないよー」と思われるかもしれませんが、
街道歩きをしているうちに、段々と長距離を歩けるようになります。
街道歩きを始めたばかりの私も、最初は20kmほどの距離から街道歩きを始めています。
歩く→筋肉痛→回復→歩くを繰り返して、長距離歩けるようになったんだ
続いて歩行時間についてです。
歩行スピードが4km/時前後(Google mapsの設定も4km/時)だとすると、
1日20km歩く場合は5~6時間、1日30km歩く場合は7~8時間が目安となります。
実際には、観光する時間、休憩や食事の時間もあるので、活動時間としては+2~3時間ほどで考えておきましょう。
以上が目安となります。
実際には峠越えがあったり、雨の中を歩く場合もあるので、思い通りに進めず歩行距離は短くなることもあります。
今日はどこまで歩くか?のときに考えること
続いて、「目安は分かったけど、結局どのくらい歩くの?」について回答していきます。
私が歩行プラン考える際は、今から紹介する5つの要素を考えています。
皆さんも5つを参考に、自分なりの歩行プランを考えてみてください。
①宿泊場所
1にも2にも宿泊場所は大事です。
街道歩きでは、いつも都合の良い場所に宿泊場所があるわけではないので、1日の歩行距離は宿泊場所に左右されます。
峠の最中には当然宿泊場所がなく、疲れていても峠の先の宿泊場所までは歩かないといけないです。
またビジネスホテルがある大きな都市まで歩かないといけないケースもあります。
当日の昼にホテルを予約して、そこまでは何が何でも歩かないといけない状況をあえて作ることもあります。
日帰りで街道歩きをする際でも、エスケープできるように駅やバス停を調べておくことが必要です。
②時間的制約
2つめに、時間的制約です。
これは社会人になって、より考えないといけない要素になりました。
社会人は長期休暇を取るのは難しいので、休暇の日数を考えて1日どのくらい歩くのか考えます。
社会人になって初めて歩いた甲州街道では、200kmを8日間で歩かなければならなかったので、1日平均25kmが目安となりました。
③体力
3つめに、体力です。
その日の体調、前日の休息状況によっても体力は変化します。
体調は優れない日は、休息を多めにして短い距離、
しっかり休息できた日は、いつもより長めの距離を歩きます。
④天候状況
4つめが、天候状況です。
雨の日は靴が濡れてしまったり、路面がぬかるむなど、いつも以上に神経を使います。
また激しく雨が降った場合は、雨宿りをするので、歩行距離は短くなりがちです。
⑤峠の有無
最後に峠の有無です。
街道歩きは、ほとんどが平坦な道ですが、いくつか難所と言われる峠があります。
峠では歩行スピードが遅くなるので、ゆとりをもった計画が必要になります。
具体的には、朝早く出発し、1日の歩行時間を確保することや
峠の手前で宿泊して、1日の元気なうちに峠を越して、歩行距離を短くすることなどを考えています。
5つの要素についてまとめました。
歩行プランを考える際は、宿泊場所を中心に考えてみてください。
まとめ:まずは10km歩いてみよう
以上、1日何km歩く?歩行プランの作成について回答していきました。
いきなり街道歩きはハードルが高いと思う人は、
隣の市まで10km歩いてみたりなど、気軽なところから始めてみるのがいいと思います。
また実際に歩行プランを立てるときには、様々なことを考えなければいけませんが、
「明日はどこまで歩こうかなと」考える過程は、街道歩きの楽しみの一つでもあります。
この記事が参考になれば幸いです。